早期発見と早期治療|現在話題になっているうつ病とは|最新診断テストで症状をチェック

現在話題になっているうつ病とは|最新診断テストで症状をチェック

早期発見と早期治療

悩む人

抑うつ気分が続く

眠りが浅く早朝に目が覚めてしまう、新聞やテレビを見る気になれない、出勤するのも家事をするのも億劫という人はたくさんいます。さらにやる気が出ない、集中力が無い、また決断できない、何をしてもすぐに疲れてしまうなど、普段とは違った症状が複数ある場合「うつ病」の疑いがあります。ただ、それらが一時的な疲れによるものなのか、治療を要するものなのかは自分ではなかなか判断しきれません。精神症状がほとんど見られない場合は、一般内科などで診察を受け、血液や尿の検査を受け、さらに必要に応じてX線やCTなどの検査を受ける場合もあるでしょう。そこで何か明確な病気が見つかればその治療を開始することになりますが、特に異常所見が見当たらなければ「様子をみましょう」ということになります。頭痛などに対しては鎮痛薬、睡眠障害に対しては睡眠導入薬などが処方されます。それでも一向に具合が良くならない場合は、「うつ病」を疑ってみることも必要です。うつ病の診断基準にはアメリカ精神医学会が作成したDMS-5、世界保健機構(WHO)が作成したICD-10などがあります。それ以外にもさまざまなうつ病の簡易診断テストがあり、一般の人が自分の症状をそれにあてはめて考えてみて、自分の症状がうつ病にどの程度該当するものか判断できるようになっています。うつ病は症状のひとつとして自殺を考えることもあり、早期に発見して適切な治療を受けることが必要であることから、こうした簡易診断テストの活用が望まれます。

九つの典型的症状

DSM-5はうつ病の症状を9つあげ、それに一定以上あてはまればうつ病の診断基準を満たすとしています。それらを参考に診断テストをしてみましょう。まず、1番目は、気分が常に沈んでいることです。表情が暗いため周りの人が気づく場合もあります。2番目は、これまで楽しんできたことにも興味や喜びが感じられず、何をしても面白くない感じがします。3番目は食欲の変化です。多くの場合、食欲が低下し、何を食べてもおいしくないと感じることが多いため、体重が減ります。その一方で食欲が増加し、甘いものなど特定のものばかりを食べて体重が急増する場合もあります。四番目は睡眠の障害です。寝つきが悪いだけでなく、夜中に何度も目が覚めたり、早朝に目覚めて眠れなくなることもあります。眠りが浅く熟睡感が無いため、体調がすぐれず起き上がって活動することが億劫になってしまいます。それとは逆に睡眠時間が極端に長くなったり、日中も眠くて仕方なくて寝てばかりいるということもあります。五番目は動作や話し方の変化です。動作や話し方がはっきりわかるほどのろくなったり、逆にいらいらしてじっとしていられないような変化があります。六番目はいつも疲れていて気力がわかず、何をする気にもなれないということです。七番目は、自分に価値が無い、まわりに申し訳ないと明確な理由もないのに思い込んだりします。八番目は、集中力がなくなるため、仕事や家事が以前のようにはかどらなくなります。決断力も低下して、簡単なことも決められなくなってしまうのです。九番目は、気分が沈んで死んでしまいたいと考えることです。これらは典型的なうつ病の症状で、診断テストでいくつかあてはまるものがあれば、精神科を受診して治療する必要があります。