現在話題になっているうつ病とは|最新診断テストで症状をチェック

疑うことが第一歩

病院

症状をチェックしてみる

うつ病という病気の存在は知っていても、他人事だと思っている人は少なくありません。医療機関を受診しているうつ病患者は100万人にも上ると言われ、実際にはその何倍もの患者がいると推定されています。ストレス社会にあっては、誰もがうつ病になる可能性を持っているのです。うつ病になるとさまざまな面で日常生活に支障を来すようになりますが、症状が軽いうちに手を打っておけば悪化させずに治すことができます。自分には関係ないと思っていても、診断テストを受けて見れば案外当てはまる項目があったりするものです。うつ病の原因になりやすいストレスをコントロールするためにも、この自己診断テストを試みることは有益です。うつ病の診断テストには、インターネットを利用して受ける方法もあります。無料で実施している病院等も多くありますので、自分のうつ度を気軽にチェックしてみたい人は試してみるといいでしょう。「自分はもしかしてうつ病なのではないか」と実際に疑っている人も、病院を受診する前にそれらの診断テストを受けておくことで診察がスムーズになります。診断結果を記録しておけば、それを手がかりとして医師がさらに突っ込んだ診察をしてくれるでしょう。疑われるような症状が出ているときは、たとえ相手が経験豊富な医師であっても自分の心理状態を打ち明けるのは億劫なものです。医師の側から見ても、事前に患者さんがうつ病の症状について認識を深めていることが望ましいと言えます。そうすることにより、治療に対する理解度もアップするのです。

病院を訪れることが大事

うつ病診断テストのチェック項目は、主に2つの診断基準が元となっています。世界保健機構の診断基準ICD-10と、アメリカ精神医学会が発行している診断基準DSM-5です。日本の医療機関ではでは後者を採用している例が多くなっています。DSM-5は「抗うつ気分」や「興味または喜びの著しい低下」など9つの項目から構成されています。9つのうち5つ以上について、2週間以上続く状態として該当するようであればうつ病の疑いが濃厚となります。病院の受診をためらっている人は、この診断テストを自分で実施してみるといいでしょう。診断テストが病院を訪れる勇気の後押しをしてくれることもあります。うつ病を発症する人の多くは真面目な性格で責任感も強く、心の病気に対しては「まさか自分が」「自分に限って」と思いがちです。このごろ疲れやすくなったとか、うまく眠れなくなったとか、単純なミスが多くなったというような事例があれば要注意です。それまで病気のせいだと想像もしていなかったことが、実はうつ病の兆候なのかもしれません。診断テストの結果、うつ病の疑いが濃厚になったとしても悲観することはありません。今は治療体制も整っており、医師と病院を信頼して治療を続けていれば、この病気も必ず治ります。問題があるとすればむしろ、うつ病患者が自分で病気だと気がつかずにいることです。病院を受診さえすればうつ病は治療可能なのですから、あとは患者が病院を訪れてくれるかどうかが大きな分かれ目となります。そのためにも診断テストが重要になってくるのです。